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ミニ版「ほろほろ通信」 4/14号

公開日
2013/04/17
更新日
2013/04/17

ほろほろ通信

ミニ版「ほろほろ通信」 4/14号

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「救急車が来るまでに」

小牧市の運輸・倉庫会社にお勤めの40代の男性会社員の方からの投稿です。

今から4年前のこと。
いつものように同僚とランチに出かけ、事務所に戻ると同僚は机に顔を伏せて仮眠を取りました。
休憩時間が終わっても同僚は起きず、よく見ると青ざめた顔をして意識がなく呼吸をしていなかったそうです。

救急車が到着するまでの間、社員の一人が胸骨圧迫と人工呼吸の処置をし、救急車で病院へ搬送されましたが、そのまま帰らぬ人となってしまいました。

投稿してくれた男性は、その時、どうしたらいいのかわからず、何もできないまま立ち尽くしていたそうです。
それを契機に、小牧消防署の心肺蘇生法講習会に、会社の仲間と参加し、他の社員も自主的に講習を受けるようになり、会社には自動体外式除細動器(AED)が設置されました。

それから2年後。
男性が会社で仕事をしていると、取引先のドライバーが玄関先で倒れたとの知らせが入り、男性は意識のないドライバーに、講習で学んだAEDを作動させ、胸骨圧迫を行いました。
その後救急車で運ばれたドライバーは一命を取り留めたそうです。

男性は「ぜひ講習を受けられることをお勧めします。そして、倒れた人がいたら勇気を持って声をかけてあげてください」と言っています。
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先日のPTA全委員会の中で、校長先生が「救命救急講習」についてお話しされました。

今年度から、小牧消防署の協力のもと、生徒に「救命救急講習」を受講させる、ということでした。
中学生であっても、いつ何時、倒れて呼吸停止している人に遭遇するかわかりません。
その時に「救命救急」の知識を持っていれば、命を救うことができるかもしれません。
いざという時に役立つように、しっかり講習を受けてほしいものですね。



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