12月10日(火) ノーベル賞授賞式
- 公開日
- 2019/12/10
- 更新日
- 2019/12/10
全校
今日は寒さが緩みこの時期としては暖かい朝となった。今日は1日太陽の日差しにも恵まれ、最高気温は16度に達するという予報だ。ありがたいことにしばらく冷え込みも弱まり、過ごしやすい日が続きそうだ。
今日はノーベル賞の授賞式があり、リチウム電池の開発に貢献した旭化成の吉野彰名誉フェローがノーベル化学賞を受賞する。リチウム電池は今の世の中にはなくてはならないものであり、これからの時代でもますます重要度が高まってくるものだ。
研究者である吉野氏が語っていたこんな言葉が心に残っている。
○「好奇心を持って調べていくと、得意なことができ、将来の夢につながる。私もそうだった。好奇心を大事に持ち続けてほしい」
○「好奇心を原動力に世間が必要とするものを引っ張りだしてきた」
○「研究者には2つの側面が必要。1つは執着心。壁にぶつかってもすぐに諦めないこと。そして逆に柔らかい、能天気な面。それらのバランスをうまく取ることが必要だ。とがった部分と柔らかい部分ともいえる。
○「失敗しないと絶対に成功はない」
○「現代の若者が身につけるべき力は、観察力と洞察力だ。観察とは、例えば実験でこうなったと理解すること。洞察はなぜ、どういうメカニズムでそうなったのかを考えること。現代社会はインターネットのせいで情報過多の状況にある一方、若者は情報の中身 の洞察力を欠いている。ネット社会だからこそ、若者は洞察力を身に付けるべきだ。観 察力はいわば監視カメラで、洞察力は物が透けて見えるエックス線カメラ。2つのカメ ラをうまく使ってほしい」
子どもたちには「好奇心」「あきらめない心」「失敗は成功のもと」「観察力」「洞察力」これらを大切にし、毎日の学びに向かっていってほしい。