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長崎「原爆の日」に想う

公開日
2013/08/10
更新日
2013/08/10

総務委員会

昨日8/9(金)は、3日前の広島に続き、長崎の「原爆の日」でした。

先日の学校HPで、校長先生が中学生時代の恩師の言葉を引用された記事を掲載して下さいました。
中学生の皆さんに、「平和宣言を読んで、自分の置かれている環境について考えてほしい」というメッセージでした。
(「広島『原爆の日』に想う」に思う 8/7)


昨日の、長崎市長の平和宣言では、とくに若い世代の人々へのメッセージがとても印象的でした。
一部を引用します。


-----*--(引用開始)--*-----

若い世代の皆さん、被爆者の声を聞いたことがありますか。
「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ、ノーモア・ウォー、ノーモア・ヒバクシャ」と叫ぶ声を。

あなた方は被爆者の声を直接聞くことができる最後の世代です。
68年前、原子雲の下で何があったのか。
なぜ被爆者は未来のために身を削りながら核兵器廃絶を訴え続けるのか。
被爆者の声に耳を傾けてみてください。
そして、あなたが住む世界、あなたの子どもたちが生きる未来に核兵器が存在していいのか。
考えてみてください。
互いに話し合ってみてください。
あなたたちこそが未来なのです。

-----*--(引用ここまで)--*-----


「平和」がどれだけ幸せなことなのか、大人も子供も、改めて考えたいですね。

そして「いのち」についても、ぜひ想いを寄せてほしいと思います。

戦争、原爆という理不尽な力によって、無残に散ってしまった数え切れない「いのち」があります。

「生きたい!」と願っても叶えられなかった、多くの「いのち」

今を生きる子どもたちには、そういう「いのち」がたくさんあったことを忘れず、自分の「いのち」も他人の「いのち」も同様にかけがえなのない大切なものだ、ということを、心に刻んでほしいですね。


※写真は長崎市HPから引用しています。
ちなみに、写真の像は有名な「平和祈念像」ですが、その意味を先日の佐藤先生の講演会で教えていただきましたので、合わせてご紹介します。

神の愛と仏の慈悲を象徴し、垂直に高く掲げた右手は原爆の脅威を、水平に伸ばした左手は平和を、横にした足は原爆投下直後の長崎市の静けさを、立てた足は救った命 を表し、軽く閉じた目は原爆犠牲者の冥福を祈っている。被爆10周年にあたる1955年8月8日に完成。(Wikipediaより引用)


【関連記事】
●長崎市HP
(平成25年度長崎平和宣言 8/9)