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ミニ版「ほろほろ通信」 9/8号

公開日
2013/11/26
更新日
2013/11/26

ほろほろ通信

ミニ版「ほろほろ通信」9/8号

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「周りは自分を写す鏡」
豊田市の30代女性からの投稿です。

この女性は、高校生の時にいじめに遭い、その後、精神疾患になってしまいました。
10年以上も治療を続ける中で、体と心に良い食べ物を自分自身で作ることが大切だと気付き、長野県の農園にインターンシップとして有機農業を学びに行きました。

ある日、野菜の袋詰めの仕事をしていた時、シールの貼り方を間違えてしまいました。それは一緒に作業をしていたみんなのミスでしたが「私の責任です」と申し出ると、社長さんにしかられました。「自分だけ悲劇のヒロインぶるんじゃない「「何を仮面をかぶっているんだよ。いい子ぶらなくてもいい」と言われ、それがどちらも当たっていると思ったそうです。

この女性は、相手に気に入られようとして相手に合わせたり、自分の心を押し殺してしまうところがありました。それを見抜かれた気がしてハッとしたのです。
昔は、人に遠慮して我慢ばかりしていたけれど、徐々に素直になれて、本当に言いたいことが口にできるようにもなりました。

自宅に戻り、同じように朝4時に起きて、家事や畑仕事をするようになりました。自分で作った野菜を近所の一人暮らしのおじいさんのところへ持って行き「これ食べてよ」と気安く言うと、おじいさんは受け取ってくれました。以前「食べて下さい」と丁寧に言った時には断られたのに。

女性は「周りの人は自分を写す鏡だ」と思いました。こちらが親しく心を開けば、相手も心を開いてくれる。そう思ったとき、女性は病気から立ち直ったことを実感したそうです。
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このお話しを読んで、真っ先に思い浮かんだのは「子は親を写す鏡」という言葉でした。

日頃、自分でも「イヤだな」と思っている口癖やしぐさなどに限って、子どもが真似したりして、ガッカリすることがありませんか?

子どもだけでなく、周りの人も同じことですね。
いつも笑顔でいる人の周りには、同じく笑顔の人がたくさんいます。

まずは自分から心を開いてみると、周りの見え方が変わるかもしれませんね。