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「スペシャル・道徳授業」に想う(3)

公開日
2013/12/04
更新日
2013/12/04

総務委員会

校長先生と向さんの「スペシャル・道徳授業」についての第3回です。(最終回)


●好きなことならがんばれる

向さんが「動物介在福祉事業」を立ち上げられるまでには、相当の努力が必要でした。

闘病のために小学校は3年間しか通えなかったため、学力も体力もなかったそうです。

しかし「動物が関わる福祉をやりたい」という希望を持ったことで、それに関する英語の文献を読みたくて、ローマ字も書けなかった向少年は辞書を片手に英語の勉強に取り組んだそうです。

そういう努力を続けることで、今の向さんがいるのです。

「好きなこと」「やりたいこと」であれば、一生懸命努力することができる、ということを教えていただきました。


●「勉強」ではなく「学ぶ」

向さんは、「自分がやりたいと思ったことだったので、自分から学ぶことができた」とおっしゃいました。

よく「勉強する」と言う言葉を使いますが、向さんは「勉強というのは、誰かに教えてもらうこと。自分から『知りたい』と思ったことを知る努力は『学ぶ』ということだ」とおっしゃって、自ら学ぶことの大切さを教えて下さいました。


保護者として、またPTA役員として、学校と関わっていて感じていること。
それは「小牧中には『学び』があふれている」ということです。
子どもたちは「学び合う学び」で、日々の授業の中でお互いに学び合っています。
先生方は「鍛える学び合う学び」で、授業研究などでお互いに学び合っています。
そして私たち保護者も「親子で学ぶ小牧中特別講座」や「しゃべり場」などで学んでいます。
また「注文ボランティア」や「ジュニア奉仕団」「愛マップ」の活動では、地域の方々からも学んでいますね。


このように、子どもたちだけでなく、私たち大人も楽しく学び合える、素晴らしい環境にあることを、改めて実感できた「スペシャル・道徳授業」でした。
校長先生はじめ小牧中の先生方、一緒に参加させてくれた2年4組の生徒の皆さん、そしてスペシャルゲストの向さん、本当にありがとうございました。