2024年12月までの記事メニュー

2024年12月までの記事

「大人の先輩からのアドバイス」に想う その5

公開日
2012/08/08
更新日
2012/08/08

総務委員会

待望の「未来の大人たちへ」の第3回目は、旭陽自動車(株)の旭賢司さんの登場です。
(旭賢司さんから「未来の大人たちへ」 8/1)


「家業を継ぐ」ということ


おうちでご商売をされていない家庭では、ちょっとピンとこないかもしれませんね。

「子は親の背を見て育つ」という言葉のように、親が身近なところで仕事をしている姿は、子供に大きな影響を与えています。
子供は、憧れ、失望、反発、尊敬・・・いろいろな感情を持つことでしょう。


きっと、旭さんご自身も、ご両親の姿を見ながら、いろいろな思いを持たれたことと思います。

そして、家業を継ぐと決意され、その後、家業を継がれてからは、様々なご苦労をされてきたことでしょう。

そうやって、苦労して続けてきた家業を、できれば子供に継いでほしいという気持ちを持っても不思議ではありません。


一方で、親なら誰でも、自分がしているような苦労は子供にさせたくないという親心を持っています。

ですから、旭さんが(実際は奥様がおっしゃっていたそうですが)『やりたいことがあるならば、その道やその学校に進みなさい』とお子さんにいつも言ってきた、という気持ちは、どなたにもよくわかりますね。


家業を継げと言わず、好きなことをやりなさいとお子さんにおっしゃった旭さんの言葉に、親の強さを教えていただきました。


子供にとっては、一番身近な大人である親が「やりたいことがあるなら、思い切ってチャレンジしなさい。応援しているよ」というメッセージを送り続けてくれていれば、不安な気持ちはあるけれど、がんばってみようと思えるのではないでしょうか?


私たち保護者は、子供が迷った時、悩んだ時、いつでも「大丈夫。応援しているよ」と、そっと手助けができる存在でいたいですね。