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「キャリア教育」を考える〜職業人体験(1)〜

公開日
2012/08/21
更新日
2012/08/21

総務委員会

昨日の「キャリア教育」を考えるに関連して、「職業人体験」についても考えてみたいと思います。


小牧中学校では、2年生が3日間の職業人体験を行います。

学年の生徒全員が参加するため、小牧中のように生徒数が多い学校では、たくさんの体験先が必要になります。

受け入れていただける企業を探すのは先生方の役目ですが、とても大変な仕事だと思います。

受け入れ側にしてみれば、生徒の指導のために誰かが付いていないといけないですし、その期間中はほとんど仕事にならないでしょう。となれば、受け入れに消極的になるのは当然です。

職業人体験の理念には大賛成だけど、うちで受け入れるのはちょっと・・・という企業がたくさんあるだろうと思います。

そんな中で、快く受け入れて下さる企業の方々には、保護者からも心から感謝の気持ちをお伝えしたいですね。


子供たちは、たくさんの体験先から、いくつかの希望を出します。

しかし、全員が自分の希望先に行けるとは限りません。

第3希望まで出しますが、最終的にはそれでも希望がかなわず、希望とは全然違う体験先へ行くことになる子供もいます。

そんな場合は、苦痛の3日間になってしまうかもしれません。

もしうちの子がそうなってしまったら・・・そんなのかわいそう!なんとかしてよ!と思うのが親心ですが、ちょっと視点を変えてみませんか?

全く希望していなかった体験先で、最初のうちは「いやだなぁ」と思うでしょう。

でも、もしかしたら、やっているうちに「へぇーこの仕事はこんな風なんだ」「意外とおもしろいじゃん」という気持ちになるかもしれません。

そうなれば、苦痛の3日間も、楽しい3日間に変わりますよね。

大人の先輩である旭さんがおっしゃっていたように、「仕事の好きなところをさがす」ということを、ぜひ実践してほしいと思います。
(旭賢司さんから「未来の大人たちへ」 8/1)


2年生の保護者の皆さん

来年の1月には、お子さんたちが職業人体験に行きます。

その時には、子供たちが楽しい3日間を過ごせるように、ぜひ力を貸してあげて下さい。

「イヤだなぁ」と言っている子供に、「なにか新しい発見があるかもよ。教えてもらって覚えたことを、うちに帰ったら私たちにも教えてね」と言葉を掛けてあげて下さい。
そして、3日間を乗り切った子供を、たくさんほめてあげて下さいね。

来年のことなんて、少し気の早い話だと思われるかもしれませんね。
時間はあっという間に過ぎていきます。心の片隅に置いておいてもらえるとうれしいです。


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