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「第3回夜の小牧中」で大人の学び(2)

公開日
2012/10/31
更新日
2012/10/31

総務委員会

10/28(日)「第3回親子で学ぶ夜の小牧中学校」
大人の学び 第2回

幸せな人生を送るための3つの方法
〜プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動〜
志賀内泰弘さんとともに過ごす夜


●恩送りと客家(はっか)民族の教え

「恩送り」については、先日のPTAの部屋でも記事にしました。
(もうすぐです!「第3回親子で学ぶ夜の小牧中学校」(2) 10/21)

志賀内さんは、恩送りのお話をされるとき、わかりやすく伝えるために「客家(はっか)民族の教え」についても、合わせて教えて下さいました。

客家(はっか)とは、中国の少数民族で、過去に著名な政治家や経済人を多く輩出している民族だそうです。
どうして、この少数民族から、そんなに素晴らしい人が育つのか、ということの理由の一つに「家の形」と「民族の教え」があるそうです。

客家の人々は、外敵から身を守るために、円筒形の建物を建てて、そこで集団生活したそうです。

これについては、一宮市立木曽川中学校HPで、平林校長先生が説明して下さっていますので、合わせてご覧下さい。
(10.30 give and give 続編≪校長室≫ 一宮市立木曽川中学校HPより)

木曽川中の平林校長先生、お忙しい中、わざわざ足を運んでいただき、ありがとうございました。


「客家の教え」とは「右となりの人に親切にされたら、右となりの人に恩を返してはいけない」

これは、客家の円筒形の建物を想像すれば、どういうことかわかります。
「右からきた親切は、右ではなく、左に返しましょう」そうなると、どうなりますか?
親切がぐるりと一周回って、いずれは自分のところに返ってくる、という図式になります。

そうやって、客家の人々は、親切を「恩送り」していたのですね。

まさに「情けは人のためならず」です。
今日の小さな親切は、きっと、いつか自分のところに戻ってきますよ。
だから、みんなで、小さな親切を続けていけるといいですね。


※写真は、ローマのコロッセオです。客家の建物も、コロッセオとよく似ているそうです。