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ミニ版「ほろほろ通信」 1/13号

公開日
2013/01/14
更新日
2013/01/14

総務委員会

ミニ版「ほろほろ通信」 1/13(日)号

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「アナタハヤサシイヒト」
阿久比町の60代の女性の方からの投稿です。


ご主人と穂高へ旅行されたときの帰路のお話です。


電車で十数人の外国の若者と一緒になったそうです。
その中の女性がとてもかわいらしく、思わず似顔絵を描きました。
この方は、絵手紙が趣味で、旅に出る時は、いつもはがきと筆と絵の具、それに切手を携えているそうです。


とてもうまく描けたので、モデルになってくれた彼女にプレゼントしたくなり、何も言わずに笑顔でそっと差し出しました。
すると、とても喜んでくれて、他の車両の仲間にまで見せて回ってくれたそうです。
そして、お礼にとくれたコインの刻印から、彼らがオーストラリアの人だとわかりました。


そのまたお礼に、この女性が切手をあげると、彼女は辞書を取りだし、なにやら真剣な顔で調べ始めました。
やがて降車駅についたところで、彼女はこちらを向いて、手元の紙を読み上げました。


「ドウモアリガトウ アナタハヤサシイヒト」
お礼の言葉を調べていたのでした。


女性は、彼らの無事の帰国を祈って「気を付けて」というと、「バイバイ」と仲間全員で手を振ってくれたそうです。

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旅先での親切は、とてもうれしいものですね。

日常とは違う場所で、偶然に出会った人との交流は、深く心に残ります。
外国の人々ならなおさら、日本での良い思い出が、日本への良いイメージにつながります。

「言葉がわからないから・・・」と尻込みしてしまう気持ちは、とてもよくわかります。
でも、この女性のように「笑顔」で接すれば、きっと心は通じ合うものだと信じて、外国の人々とも交流をしていけるといいですね。