「入学式・校長式辞」に想う
- 公開日
- 2013/04/09
- 更新日
- 2013/04/09
総務委員会
学校では、一年を通して、様々な式(入学式・卒業式・始業式・終業式など)が執り行われます。
入学式や卒業式などには該当する保護者が参加しますが、始業式や終業式などは保護者が参加することはありません。
ですから、式がどのように進められているのか、ご存じない保護者がほとんどですね。
これらの式の中では、必ず「校長式辞」があります。
校長先生は、クラス担任や教科担任と違い、直接生徒と接する機会が少ないため、生徒全体に対して話すことができる式辞はとても大切な機会です。
最近、この「校長式辞」を学校ホームページで公開する学校が増えてきました。
学校が「校長式辞」を公開するということは、それだけこの式辞には学校の姿勢が表れているということですし、校長先生が式辞を大切にされているということだと思います。
だいたい「入学式式辞」では、入学してからどのようなことを大切にしてほしいか、どのような生徒になってほしいか、といったことが話されます。
具体的に話そうとするとどんどん長くなってしまい、話し手の校長先生の意に反して、緊張気味の新入生や保護者の心に十分に届かないこともあるだろうと思います。
先日の小牧中学校の入学式での「校長式辞」が、学校ホームページにアップされていました。
本校の玉置崇校長先生の「入学式式辞」は、ちょっと異色でした。入学式に出席された保護者の方だけでなく、2・3年生の保護者の皆さんも、ぜひ一度ご覧下さい。
(平成25年度入学式・式辞 4/5)
誰もが持っている「大切な名前」の話から、「親の想い」に応えられるような立派な中学校生活を送ってほしい、ということを簡潔にお話されました。
式辞らしからぬ内容に少々驚きましたが、短く簡潔にお話されたことで、より印象強く心に残りました。
入学式に出席された保護者の中には、お子さんが生まれたときの喜び、名前に込めた意味などを、懐かしく思い出された方もたくさんいらっしゃったことでしょう。
そして、新入生たちは、「自分はこんなに愛されているんだ」という安心感を持てたことと思います。
親子ともに節目となる「入学式」で、とても温かい気持ちになれたことに感謝しています。
子どもたちが楽しい中学校生活を送り、立派に成長できるように、私たち保護者も学校と協力していきたいですね。