学校日記

3/19 第41回卒業証書授与式5

公開日
2026/03/19
更新日
2026/03/19

校長室

式 辞

三寒四温とは申しますが、めっきり暖かな春を感じられる日が増え、新しい世界への出発の時を実感できる季節となりました。この一帯、陶小校区の梅や桜の花も、今日の良き日をお祝いしているかのようです。

本日ここに、小牧市立陶小学校第四十一回卒業証書授与式を挙行するにあたり、小牧市教育委員会より学校教育課長様、ならびに上末区長様・高根区長様をはじめとする多数のご来賓の方々、そして保護者の皆様にご臨席賜りました。高い席からではございますが、厚く御礼申し上げます。

さて、卒業生二十八名の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

いよいよ旅立ちの日がやってきました。今、皆さんの胸の中には、六年間を共に過ごした仲間との思い出が、次々と溢れていることでしょう。

皆さんの素晴らしさ、それを一言で表すなら、私は「純粋さ」であると思います。

私が担任の先生に「最近の六年生はどうですか」と尋ねると、決まって「いいですよ。あの子たちは本当に心がピュアですから」という答えが返ってきました。

心が純粋で「素直」だからこそ、人の話を真っ直ぐに受け止めることができる。失敗しても腐らずに挽回しようとする。誰かが困っていれば自分事として寄り添い、仲間の活躍を共に喜ぶことができる。その「ピュアな心」こそが、皆さんの成長の原動力だったのだと感じます。

四年生始まりの頃の皆さんと比べると、今の姿は驚くほど頼もしくなりました。

細部まで丁寧に描き切った図工の「物語の絵」。自分たちの力でやり抜いた野外学習のキャンプファイヤーや体育館の飾り付け。自分たちで立てた目標を大切に、仲間と声を掛け合いながら主体的に行動した修学旅行やロックソーラン。

ひたむきに努力する姿だけでなく、底抜けに明るい雰囲気や、楽しむ時と集中する時のメリハリがついたことも、大きな成長の証です。下級生に優しく声をかけ、登下校や清掃活動で背中を見せてくれた皆さんの姿は、在校生の心にしっかりと刻まれています。

先日、皆さんの様子を参観された中学校の先生が、穏やかな笑顔で「とても平和な雰囲気ですね」と仰ってくださいました。皆さんが陶小学校の伝統を受け継ぎ、温かな校風を繋いできてくれたことを、私は誇りに思います。

これから新しい世界へ羽ばたく皆さんに、一つだけ忘れないでほしいことがあります。

それは、この学び舎、そして上末、下末、高根という「陶地域」への感謝の気持ちです。

私は、皆さんのご家族や地域の方々が、どれほど深く皆さんのことを想っているかを日々実感してきました。この地域には、古くから互いを大切にし、苦難の時も支え合ってきた豊かな歴史があります。その愛情に包まれて育った皆さんは、心豊かな、かけがえのない宝物です。

結びに、保護者の皆様、本日はお子様のご卒業、誠におめでとうございます。

コロナ禍で始まったこの六年間、本校の教育活動に多大なるご理解とご協力を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。

二十八人全員が、持ち前の純粋な心と、これまでの歩みに自信を持ってください。陶で育んだ仲間との絆を支えに、皆さんがこれから先、豊かな人生を歩んでいくことを教職員一同、心より願っております。

卒業生の皆さんの前途に幸多からんことを祈り、式辞といたします。

                   令和八年三月十九日  小牧市立陶小学校長