学校日記

人権週間 「自分」と「仲間たち」のこととして

公開日
2024/12/04
更新日
2024/12/04

校長室から

 12月4日(水)から10日(火)は、「人権週間」です。
 人権週間は、今から76年前の1948年12月10日に、世界各国の代表が集まる国連で、世界中の人が幸せに暮らせることを願って「世界人権宣言」を採択したことに由来します。
 「人権」とは、「一人一人が、楽しく生きていく権利を持っていて、それはだれも妨げてはならない、妨げられない」ということです。
 では、人権を「守る」、人権が「守られる」とはどういうことでしょうか。それは、例えば学校では、一色っ子全員が楽しく安心して学校生活を送ることができる、ということです。
 自分だけがおもしろおかしく、楽しいと思うことだけをしていては、決して全員が楽しく生活していくことはできません。他の人のことを考えていない楽しさは、必ずどこかで誰かを傷つけたり、嫌な思いをさせたりします。それは、にせものの幸福です。他の人の不幸の上に、自分の幸福を築くことは許されません。
 本当の幸福、ここにいる全員が一緒に楽しく、安心して生活していくための第一歩は、相手のことを思いやること、違いを認め合い、学級や学校が優しく穏やかな仲間になることです。
 人権週間中、いろいろな学習の中で、改めて人権について学びます。人権週間に先立つ12月3日(火)には、2年生が人権教室で勉強しました。この機会に、人権について改めて学び、どこかの誰かのことではなく、今ここにいる自分と、自分の仲間たちのこととして、しっかりと考えていきましょう。