学校日記

「誰か」のことでなく「自分」のこととして〜人権週間〜

公開日
2023/12/06
更新日
2023/12/06

校長室から

 「人権」のお話をします。
 12月4日(月)から10日(日)までは、「人権週間」です。これは今から75年前の1948年12月10日に、世界各国の代表が集まる国連で、世界中の人が幸せに暮らせることを願って「世界人権宣言」を採択したことに由来します。
「人権」とは、「ここにいるみなさん一人一人が、楽しく生きていく権利を持っていて、それはだれも妨げてはならない」ということです。
 では、人権を「守る」「守られる」とはどういうことでしょうか。それは、例えば学校では、みなさん全員、一人一人が楽しく学校生活を送ることができる、ということです。
 自分だけがおもしろおかしく、楽しいと思うことだけをして生活するだけでは、決してみんなが楽しく生活していくことはできません。他人のことを考えていない楽しさは、どこかで誰かを傷つけたり、嫌な思いをさせたりしているからです。
 ここにいる全員が楽しく、いっしょに生活していくための第一歩は、相手のことを思いやること、そして学級や学校が優しく穏やかな集団になることです。それは、持続可能な開発目標<SDGs>として国連が掲げる「だれ一人取り残さない」社会の実現につながります。
 この機会に、人権について改めて学び、「誰か」のことでなく、「自分」のこととして考えていきましょう。