★「親子しゃべり場」で大人の学び(4)
- 公開日
- 2014/11/07
- 更新日
- 2014/11/07
しゃべり場
「親子しゃべり場」まとめ・その4です。
●「小牧中としてのルール」は必要か
保護者の皆さんもご存じのように、「学校全体や市内全小中学校でルールを決める」という地域が出てきました。
県全体でルールを決める、という話がある地域も出ているそうです。
これらは「大人が決めたルール」ですが、他にも「子どもが考えたルール」を呼びかけている学校もあります。
前回のしゃべり場で、参加者(大人)に聞いてみたところ、「市全体や学校でルールを作ってほしい」と考えている人が多数いました。
そこで、今回、生徒の皆さんに「小牧中としてのルール」が必要かどうかを考えてもらうことにしました。
子どもたちの意見は、以下のとおりです。
・家庭によって事情が違うから、学校でルールを決めてもうまくいかないと思う
・細かいルールは、それぞれの家庭で決めればよいと思う
・ルールよりも、親子の信頼関係が大切だと思う
そして、子どもたちが出した答えは「小牧中としてのルールは必要ない」ということでした。
「ルールを決められたら、守るのが面倒だ」などという後ろ向きの気持ちからではなく、「自分たちで考えながら、きんと使うことができるから、ルールは必要ない」というとても前向きな考えでの「ルールは不要」です。
家庭のルールを決めても、なかなか守らせきれない私たちは、「学校でルールを作ってくれたらいいのに」という他力本願な気持ちになることがあります。
しかし、そんな大人に喝を入れてくれるような、子どもたちの力強い判断に、心から感服しました。
そうは言っても、実際には学校内で小さなトラブルは起きていますし、すべての子どもが、よく考えて使っているわけではありません。
それは保護者にも言えることですね。大人であっても、何気ない一言の書き込みでトラブルになる例は、よく聞く話です。
それでも、今回の「親子しゃべり場」で話し合ったことで、大人も子どもも、お互いに相手の立場で考えることができましたし、相手の気持ちが伝わりました。
子どもたちは、親はうるさいけれど、子どものことをとても心配していることがわかりました。
大人たちは、思った以上に、子どもたちがしっかりとした考えを持っていることを知りました。
とても有意義な意見交換ができたことに、感謝しています。
参加してくださったPTA役員の皆さん、生徒会執行部の皆さん、先生方、貴重な機会をつくっていただき、本当にありがとうございました。