学校日記

0-1復刻合本版の「はしがき」

公開日
2021/12/11
更新日
2021/12/11

復刻合本版によせて

篠岡百話復刻合本版編集委員会 委員長 西村 大進

 篠岡中学校創立三十五周年の記念すべき年を期して「篠岡百話」の復刻合本版の発行を企画され、このたび刊行を見るに至ったことは有意義であり、地域住民として喜ばしいことであります。

 振り返ってみますと「篠岡百話」は、篠岡中学校の卒業生が昭和四十三年度から十年間の長きにわたり(第一集〜第十集) 三年生全員(千三百有余人)が研究に参加しております。この研究は生徒が先生のご指導により、篠岡地区内をくまなく踏査・探訪したり、古老・有識者等から聞きとり調査を実施し、その結果をまとめたものであります。
先輩たちによって築きあげられた、伝統と業績は後輩生徒の研究への励みともなり、大きな力となってまいりました。苦心して調査したり、まとめたりする過程で得た体験は貴重なものであり、郷土を再認識するよい機会ともなりました。

 このような地域社会に密着した郷土研究が広く皆様方から認められ、地域の方々は勿論、広く市民・同好の各位から愛読されることを期待しております。

 最後に「篠岡百話」復刻合本版の編集ならびに刊行につくされた関係各位のご努力と、ご後援で推せんいただいた各種団体のご協力に対しまして、衷心より敬意と感謝を表する次第でございます。

昭和五十七年七月